重大な病気の危険性もある器質性便秘

私たちが日頃から悩まされている便秘のほとんどは、生活習慣や生活環境が原因です。生活を改善することができれば自己解決できる可能性も高く、病院のお世話にならずに治ったという経験をもっている人は多いことでしょう。

それに対して、病院で治療してもらわなければ治らない種類の便秘もあります。それが「器質性便秘」です。

器質性便秘は、命にかかわるような重大な病気が関係している場合もあります。さまざまな便秘対策を試してみても全然効果が出ていないという人は、念のため器質性便秘についての理解を深めておきましょう。

1分でわかる!!あなたの便秘タイプ診断

Q1.進学や就職、引っ越し等で生活環境が変わった
Q.最近旅行に行った
Q.最近ダイエットを始め、食生活が変わった
Q.生理前には必ず便秘になる。または現在妊娠中である。
Q.

以下のいずれかに該当したらyesをクリック

  • 最近寝不足である
  • 暴飲暴食をした
  • 最近野菜を食べていない
  • 肉類など最近食べすぎた
Q.下剤を連用している、またはしていた
Q.硬く太いコロコロとした便が出る
Q.腹痛は少ないけれどもおなかが張る
Q.肌荒れ、肌のくすみが気になる
Q.

以下のいずれかに該当したらyesをクリック

  • 高齢者
  • 多産婦
  • 食事量の少ない人
  • 最近運動不足である
Q.食後にお腹が痛くなる
Q.便秘と下痢を交互に繰り返す
Q.突然激しい便意が起こる
Q.排便後は腹痛が治まる
Q.

以下のいずれかに該当したらyesをクリック

  • 性別は男である
  • 性格はまじめで神経質だ
  • 気が弱い方である
  • 几帳面である
Q.便意があるのにガマンすることが多い
Q.以前と比べて便意をあまり感じなくなった
Q.下剤や浣腸を使いすぎている
Q.痔や直腸瘤などを患っている
Q.

以下のいずれかに該当したらyesをクリック

  • 出産や子宮摘出手術の経験のある人
  • 便が非常に硬くなる
  • 水分をあまり摂らない
Q.これまでにない程の激しい腹痛や嘔吐、違和感を感じる
Q.血便や粘液が一緒に出る
Q.生活習慣を改めても一向に便秘が改善しない
Q.極端に細長い便や薄い平らな便が出る
Q.何も心あたりがないのに急な発熱や便秘を生じる
Q.

以下のいずれかの薬を服用している場合はyesをクリック

  • 胃潰瘍の薬
  • 抗ガン剤
  • 制吐薬(せいとやく)
  • 痛み止め
  • 咳止め
  • 抗うつ薬
  • 抗パーキンソン剤
  • 降圧剤
  • 前立腺肥大症治療薬
Q.最近外科手術を行った
yes
no
あなたは便秘ではないようです

おめでとうございます!!全て「no」だったあなたは今のところ便秘の諸症状は現れていません。ですがいつ便秘に悩まされるかわかりませんので、念のため下記の記事に目を通しておくことをオススメします。

470万人が悩む慢性便秘

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                      2017.08.25
                      もしくは...医原性便秘である可能性もあります

                        医療行為によって引き起こされる 医原性便秘

                        2017.09.13
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                        機能性便秘と器質性便秘の違い

                        便秘にはさまざまな種類がありますが、大きく分けるとすべての便秘は「機能性便秘」か「器質性便秘」かの2種類に分類することができます。この2つの違いは、大本の原因が環境的なものであるか物理的なものであるかです。

                        たとえば最もポピュラーな便秘である弛緩性便秘の場合は、機能性便秘に分類されます。直接的な原因は腸機能の衰えですが、腸機能を弱めている大本の原因は生活習慣や食生活だからです。また、機能性便秘はさまざまな要素が絡んで引き起こされますので、医師が診察したとしても明確に原因を特定しづらいという特徴もあります。

                        一方、器質性便秘は胃腸や肛門といった消化器周辺の病気が原因です。あきらかな病変があるので、専門の医師が診ればはっきりと原因を特定することができるでしょう。病気によって引き起こされているものですから、自分の努力だけで自然に治るということもありません。それどころか、放置していると命にかかわる危険もありますから、すぐに病院に行く必要があります。

                        器質性便秘の原因となる病気

                        では、実際に器質性便秘の原因となる病気には、どのようなものがあるのでしょうか? ここでは、重大なものを中心に代表的な病気を3つ紹介します。

                        大腸がん

                        便に関するトラブルでは、腸に関する病気をまず疑うべきでしょう。腸の病気で重大なものといえば、やはり名前が挙がるのは大腸がんです。

                        大腸がんは、日本人で2番目に発症例の多いがんです。がんの中では比較的治りやすく死亡率も少ないのですが、楽観してはいけません。見つかりにくいがんであるため、どうしても発見が遅れがちなのです。死亡率は少なくても死亡者数は非常に多く、日本人男性では3位、女性にいたっては1位という高い数字を記録しています。

                        便秘以外の症状としては、血便や下痢なども見られます。けいれん性便秘と少々症状が似ているので、自己診断で安心しないようにしたいところです。

                        腸閉塞

                        重篤度の高さでは、腸閉塞も忘れてはいけません。腸閉塞は腸が詰まることによって便やガスが溜まり全身に悪影響が出る病気ですが、初期段階では単なる慢性便秘のように思えてしまう場合があります。そのため油断してしまう人も多いようです。

                        しかし進行の速い病気なので、対処が遅れると最悪の場合腸が破裂することもあります。また、大腸がんが原因で腸閉塞を引き起こしていることもあり、この場合はやはり命にかかわることになります。

                        腹膜炎

                        腹膜炎も器質性便秘の原因となる病気です。腹膜炎には慢性のものと急性のものがありますが、器質性便秘と関係があるのは急性腹膜炎です。急性腹膜炎は細菌感染によって引き起こされる病気で、こちらも死に至る可能性がある重病です。

                        便秘以外の症状としては発熱や悪寒、嘔吐などが挙げられ、腹部の痛みも強烈です。あまりの痛さに意識を失う人もいるほどなので、異変を感じたらすぐに病院に行かなければいけません。

                        上記3つのほか、子宮筋腫や大腸炎なども器質性便秘の原因となります。便秘に血便や嘔吐などを伴う場合は病気の可能性がゼロではないので、「たかが便秘」と油断せず、症状をしっかりチェックすることが大切です。