腸内フローラの基礎知識

近年よく聞くようになった「腸内フローラ」という言葉。便秘に関するトピックからスキンケアに関するトピックまで、美容・健康関連では必ずといっていいほど登場してくるキーワードですよね。

では、この「腸内フローラ」というものが一体なんなのか、しっかりと説明できる人はどれほどいるでしょうか? 「腸内フローラが乱れる」とはどういう状態のことなのでしょうか?

健康で美しい体を保つためにも、自分自身の体のことを内側から理解しておくことは大切です。今回は、知っているようで意外と知らない腸内フローラについての知識を深めていきましょう。

1分でわかる!!あなたの便秘タイプ診断

Q1.進学や就職、引っ越し等で生活環境が変わった
Q.最近旅行に行った
Q.最近ダイエットを始め、食生活が変わった
Q.生理前には必ず便秘になる。または現在妊娠中である。
Q.

以下のいずれかに該当したらyesをクリック

  • 最近寝不足である
  • 暴飲暴食をした
  • 最近野菜を食べていない
  • 肉類など最近食べすぎた
Q.下剤を連用している、またはしていた
Q.硬く太いコロコロとした便が出る
Q.腹痛は少ないけれどもおなかが張る
Q.肌荒れ、肌のくすみが気になる
Q.

以下のいずれかに該当したらyesをクリック

  • 高齢者
  • 多産婦
  • 食事量の少ない人
  • 最近運動不足である
Q.食後にお腹が痛くなる
Q.便秘と下痢を交互に繰り返す
Q.突然激しい便意が起こる
Q.排便後は腹痛が治まる
Q.

以下のいずれかに該当したらyesをクリック

  • 性別は男である
  • 性格はまじめで神経質だ
  • 気が弱い方である
  • 几帳面である
Q.便意があるのにガマンすることが多い
Q.以前と比べて便意をあまり感じなくなった
Q.下剤や浣腸を使いすぎている
Q.痔や直腸瘤などを患っている
Q.

以下のいずれかに該当したらyesをクリック

  • 出産や子宮摘出手術の経験のある人
  • 便が非常に硬くなる
  • 水分をあまり摂らない
Q.これまでにない程の激しい腹痛や嘔吐、違和感を感じる
Q.血便や粘液が一緒に出る
Q.生活習慣を改めても一向に便秘が改善しない
Q.極端に細長い便や薄い平らな便が出る
Q.何も心あたりがないのに急な発熱や便秘を生じる
Q.

以下のいずれかの薬を服用している場合はyesをクリック

  • 胃潰瘍の薬
  • 抗ガン剤
  • 制吐薬(せいとやく)
  • 痛み止め
  • 咳止め
  • 抗うつ薬
  • 抗パーキンソン剤
  • 降圧剤
  • 前立腺肥大症治療薬
Q.最近外科手術を行った
yes
no
あなたは便秘ではないようです

おめでとうございます!!全て「no」だったあなたは今のところ便秘の諸症状は現れていません。ですがいつ便秘に悩まされるかわかりませんので、念のため下記の記事に目を通しておくことをオススメします。

470万人が悩む慢性便秘

2017.08.26
あなたの便秘タイプは...
弛緩性便秘

    女性や高齢者に多い弛緩性便秘

    2017.08.22
    あなたの便秘タイプは...
    けいれん性便秘

      原因はストレス?治りにくいけいれん性便秘

      2017.08.23
      あなたの便秘タイプは...
      直腸性便秘

        我慢から慢性化する直腸性便秘

        2017.08.24
        あなたの便秘タイプは...
        器質性便秘

          重大な病気の危険性もある器質性便秘

          2017.08.25
          あなたの便秘タイプは...
          医原性便秘

            医療行為によって引き起こされる 医原性便秘

            2017.09.13
            もしくは...急性便秘である可能性もあります

              急性便秘について。便秘には急性のものもある

              2017.09.12
              もしくは...弛緩性便秘である可能性もあります

                女性や高齢者に多い弛緩性便秘

                2017.08.22
                もしくは...けいれん性便秘である可能性もあります

                  原因はストレス?治りにくいけいれん性便秘

                  2017.08.23
                  もしくは...直腸性便秘である可能性もあります

                    我慢から慢性化する直腸性便秘

                    2017.08.24
                    もしくは...器質性便秘である可能性もあります

                      重大な病気の危険性もある器質性便秘

                      2017.08.25
                      もしくは...医原性便秘である可能性もあります

                        医療行為によって引き起こされる 医原性便秘

                        2017.09.13
                        もっと正確に診断する?

                        正確性: ()

                        腸内にお花畑? 腸内フローラの意味

                        まずは言葉の意味を押さえておきます。「フローラ(flora)」とは、英語で「お花畑」という意味をもつ単語のこと。つまり腸内フローラは、直訳すると「腸内のお花畑」ということになります。しかし、これだけでは意味がわかりませんよね?

                        実はこれは、腸内に住み着いている細菌の姿をお花畑にたとえた言葉なのです。私たちの腸内には、全部で600兆個もの細菌が住んでいるといわれます。そのなかには体に良い細菌も悪い細菌もありますが、それぞれ同じ種類の細菌ごとに寄り集まっているのが特徴です。その様子を顕微鏡で覗くと、ちょうど同じ種類の花同士が群生しているお花畑にそっくりだというわけです。

                        よって、「腸内フローラ」という言葉自体は「腸内の細菌の棲息状態」という意味でしかありません。それでは、腸内フローラのバランスが「整っている」とか「乱れている」とか言われるのは、どういうことなのでしょうか?

                        3種類の腸内細菌のバランスが重要

                        600兆個も住み着いている腸内細菌ですが、大きく分類すれば「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」の3つに分けることができます。これは生物学的な分類ではなく、人間の体にどのような影響をあたえるかという視点からの分類です。

                        私たちの腸内の健康状態は、この3種類の菌の勢力図によって左右されます。この勢力図こそが、まさしく「腸内フローラのバランス」だというわけです。

                        善玉菌

                        善玉菌とは、その名のとおり体にとって有益なはたらきをする菌のことです。 ヨーグルトや乳酸菌飲料などのCMにもよく登場してきますので、聞き覚えのある人も多いことでしょう。腸のはたらきを促進したり、悪玉菌を退治したりしてくれますので、健康を保つためには欠かせません。

                        具体的な菌の名前としては、ビフィズス菌やフェーカリス菌、乳酸桿菌などが当てはまります。

                        悪玉菌

                        反対に体にとって悪いはたらきをするのが、悪玉菌です。腸内に有毒ガスを発生させたり、便を腐敗させたりします。健康面での悪影響はもちろんのこと、作られた有毒ガスは血液に乗って体中をめぐることになりますので、ニキビや肌荒れの原因になるなど美容面でも大敵です。

                        具体的な菌の名前としては、ブドウ球菌やクロストリジウム、ベーヨネラなどが当てはまります。

                        日和見菌

                        最後は日和見菌です。こちらは、ただその場にあるだけでは良いはたらきも悪いはたらきもしません。しかしほかの細菌からの影響を受けやすく、善玉菌の勢力が強いときには善玉菌の味方につき、悪玉菌の勢力が強いときには一緒になって悪さをするという特徴をもちます。ある意味では最も厄介な腸内細菌だといえるでしょう。

                        具体的な菌の名前としては、大腸菌やバクテロイデスが当てはまります。

                        理想的な腸内フローラのバランスとは

                        以上の3種類の特徴からわかるように、善玉菌が強い状態だと私たちは最も健康的に過ごすことができます。この状態のことを「腸内フローラのバランスが整っている」と呼んでいるわけです。逆に悪玉菌が強いと、日和見菌も悪さをはじめるためどんどん腸内環境が悪化していってしまいます。

                        ただし、実は悪玉菌はタンパク質の吸収を助けたり、免疫が過剰反応するのを防いだりといった良いはたらきもしています。そのため、悪玉菌を完全にゼロにしてしまうわけにもいきません。腸内フローラのバランスは「善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7」が理想的だとされています